【徹底比較】青汁の3つの原材料

知っておくべき青汁情報

一昔前までは「青汁といえばケール原料」が定番でしたが、最近では、原料は多種多様に増加しています。基本、”青汁商品”は、どのような原料でも「高い栄養素」「高い食物繊維」「高いビタミン」であることは間違いないのですが、毎日摂取し続けるものでありますので、是非、それぞれのニーズや嗜好に応じた青汁をご選択されると良いと思います。

効果別の3大青汁原料

最近注目の青汁の3大原料は、ケール、大麦若葉、クマザサなどが有名です。理由としては、それぞれが特徴的な効果を持っているからです。補いたい栄養素、味わい、とともに期待する効果などから主原料を絞って探すのも良いでしょう。

今回は、3大の青汁原料について紹介いたします

1. ケール(アブラナ科)


年に複数回の収穫可能なことで有名な、ヨーロッパ原産の野菜です。「緑黄色野菜の王様」の称号があるぐらい、βカロテンはニンジンの約2倍、カルシウムは牛乳の約2倍など、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれており、栄養価は非常に非常に高いです。その反面、ケール独特の風味・苦味・クセはあると思います。 好みは分かれますが、元祖”青汁”であるがため、苦味・クセも含めて、ケール青汁には根強いファンが多いです。

2. 大麦若葉(イネ科)


大麦が穂をつける前の若い葉のことを大麦若葉と言います。ケールにも見劣りしない栄養価もありますが、何といっても、風味・苦味・クセがなく、大変飲みやすいです。薄いお茶を飲んでいる印象です。栄養価についても、葉緑素(クロロフィル)他、ビタミン、ミネラル、特にSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)というアンチエージング効果があるといわれる成分を大変多く含んでおります、これは、動脈硬化や高血圧予防、身体を守る免疫力の向上に効くといわれています。

3. クマザサ(イネ科)

北海道の厳しい環境の中で生息する、栄養豊富なクマ笹の葉です。毎年7月から9月の短い間にのみ収穫できるといわれております。栄養価については、多量な食物繊維とともに、満腹感醸成脂肪燃焼につながるといわれるアミノ酸を多種多様に含んでいる珍しい原料です。味についても、クセが無くすっきりと飲みやすいです。

主要成分・特長の比較

該当成分効果効能ケール大麦若葉クマザサ

独特な青臭さ


苦味・癖弱い


苦味・癖ナシ

栄養価
ビタミン等


SOD等


アミノ酸等

美肌効果βカロチン、ビタミンC紫外線による老化予防
ダイエット食物繊維、アミノ酸、クロロフィル便秘解消、満腹感醸成、脂肪燃焼、腸内環境
食物繊維

食物繊維

全アミノ酸、食物繊維
アンチエイジングビタミンE、SOD酵素新陳代謝、老化原因対応
SOD酵素

【参考】主要成分の詳細

【食物繊維】

  • クマザサ★★★★★
  • 大麦若葉★★★☆☆
  • ケール★★★☆☆

野菜や果物に多く含まれる栄養素。体内の老廃物を掃除する役割。特に腸内環境の改善につながります。

【ビタミン】

  • クマザサ★★★☆☆
  • 大麦若葉★★★★☆
  • ケール★★★★☆

・ビタミンA…皮膚や粘膜を正常に維持する作用
・ビタミンC…過剰な皮脂の分泌を減らす作用
・ビタミンB2…脂肪の代謝や細胞の再生を助ける作用

【スーパーオキシドディスムターゼ】

  • 大麦若葉★★★★☆

体内で過剰となった「活性酸素」を取り除き無毒化してくれる「酵素」
*人間の新陳代謝活動における呼吸時には「酸素の約2.5%が“酸素毒”」といわれる「活性酸素」です。これが様々な悪さをするといわれております。脳卒中心筋梗塞・動脈硬化・糖尿病・アトピー性皮膚炎・白内障・老化・シミ・そばかす等。

【アミノ酸】


ヒトの構成成分であるタンパク質はアミノ酸から出来ています。体の約20%を占めます。タンパク質を構成するアミノ酸は20種類となります。

必須アミノ酸(体内で合成できないので食事から摂取必要)

BCAA(イソロイシン 、 ロイシン 、 バリン) 、 ヒスチジン 、 リジン(リシン) 、 メチオニン 、 フェニルアラニン 、 スレオニン(トレオニン) 、 トリプトファン

非必須アミノ酸(体内で合成可能)

アスパラギン 、アスパラギン酸 、 アラニン 、 アルギニン 、 システイン・シスチン 、 グルタミン 、 グルタミン酸 、 グリシン 、 プロリン 、 セリン 、 チロシン